当社は、中長期的視野で幅広く事業に影響のあるリスクについて、取締役会、リスクマネジメント委員会で議論し、
当社がやるべきことを実直に遂行することにより、社会を構成する一企業として社会の発展に寄与するリスクマネジメントを行っています。
さらに、リスクの中に機会を見いだし、事業により社会課題の解決につなげてまいります。
三谷産業グループは、当グループが抱える多様なリスクを把握し、リスクに対して対策を講じ、発生頻度の軽減、損失の最小化に努めることにより、当グループのステークホルダーから信頼を獲得し、企業の社会的責任を果たします。
三谷産業では、リスクマネジメント委員会により、リスクマネジメントの重要事項について、取締役会、経営会議に報告されます。
取締役会では、全社的な重要リスクについて、リスクとビジネス機会への対応方針の策定やビジネスへの取組みなど重要な事項について、議論・決定します。
リスクマネジメント委員会は、CSR本部が事務局として、各事業部、グループ会社でのリスク分析結果を審議します。
各事業部、グループ会社は、審議結果をリスク対策の実行およびビジネスに反映します。
また、環境への対応について、ISO14001に基づく環境マネジメントシステム(EMS)を構築しており、EMSの活動結果は、リスクマネジメント委員会に報告されます。
三谷産業グループは、リスクマネジメント委員会を置き、三谷産業グループのリスクマネジメント活動を統括しています。同委員会は、年4回を基準に開催しています。
事業部・グループ各社は、三谷産業グループのリスクマネジメント方針に基づき、定量・定性の両面から事業固有のリスクを検討しています。これらリスクをリスクマネジメント委員会事務局で集約・精査し、影響度が大きく発生確率が高いリスクやグループ全体に共通するリスクについては、リスクマネジメント委員会で審議のうえ、対策を講じています。
リスクの対象を8分野(自然災害、業務事故、財務、戦略、経済・社会的要因、法務、内部人的要因、外部人的要因)に分類しての分析に加え、気候変動、人口動態の変化など長期的環境の変化を社会変動リスクとして捉え、分析・対応しています。
三谷産業グループでは、企業を取り巻く様々なリスクに対してそれぞれの対策を実行しています。震災・情報セキュリティ・感染症については、各部門・会社毎に事業継続計画を作成し、経営に重大な影響を及ぼす危機・緊急事態が発生した場合または発生の懸念が高まった場合、これらがもたらす被害を最小限に抑えるため、迅速かつ的確に緊急事態に対応できる体制を整えています。
特に首都直下型地震や南海トラフ地震などの発生する可能性が高いとされる災害に対しては、年6回の全社訓練および各社・部門毎に机上演習を行い、事業継続計画をブラッシュアップしています。