エネルギー事業は三谷産業の祖業。1928年の創業以来、「地域密着・顧客密着」の理念に基づき、安心・安全を第一に、エネルギーの安定供給に努めてきました。しかし、私たちは常に、「お客様にとっての最適なエネルギー環境を提供すること」を不変の価値と位置付けています。
新たな展開として、法人向けには、石油製品からLPG・LNGへの燃料転換、太陽光発電システムや蓄電池の導入、バイオマス燃料の販売などにより、環境に優しいエネルギーへの転換を推進。一方、一般消費者向けには、ハイブリッド給湯器や高効率ボイラー等の販売を通して、省エネ化をバックアップしています。
エネルギー事業は、これまでも、またこれからも、地域に根差して活動してまいります。
法人向けには、北陸の港湾部にある複数のオイルターミナルから、石油製品をお客様に直送。また、単に製品を配送するだけでなく、需給動向や価格推移の見込みなどのマーケット情報を提供し、お客様の生産計画や原価算定に寄与しています。一般消費者向けLPガスビジネスでは、スタッフによる検針・保安業務に加え、テレメーターを用いた集中自動監視システムを積極的に導入。LPガスの配送ではパートナー企業と連携し、スピーディかつ安全に供給しています。また定期的な点検・メンテナンスに加えて、自動監視による臨時・突発的アラームにも24時間365日のサポート体制を整えており、安心を提供しています。
エネルギー事業を担う三谷産業イー・シーでは、北陸地区において化学品事業を同時に展開していることも大きな強み。さまざまな生産工場で使用される原料や副資材としての化学品を、北陸地区の多くの需要家に供給し、地域産業の発展を支えてきました。
さらにはエネルギーの供給を通じて築いた幅広いネットワークを通じ、生産現場の生産性向上や就労環境改善を図る事業者向けに、あるいは家庭内のエアコンや水回りの整備を望む一般消費者向けに、三谷産業グループの複合力を活かしてさまざまな機器設備・機械装置や空調設備などを提供しております。
三谷産業は創業以来、従来踏襲型のビジネススキームでも、また、単に時代や環境に合わせるのでもなく、不変の本質を押さえながら自ら進んで変化し、時代の一歩先を歩むことを基本哲学としてきました。この伝統と革新のイズムを承継し、エネルギー事業の主体となっているのが三谷産業イー・シーです。
2009年10月、それまで北陸地区で石油製品や産業燃料ガスのBtoBビジネスを展開してきた旧三谷産業イー・シーと、同じく北陸地区で一般費消費者向けに民生用LPガスを販売してきたBtoCビジネスの三谷ガスを合併し、新生三谷産業イー・シーとしてリスタート。合併による両社のシナジーをいかんなく発揮することによって、北陸におけるあらゆる業種業態のお客様に対し、多岐にわたるエネルギー事業の展開が可能となりました。
今後とも、三谷産業の祖業であるエネルギー事業を展開する誇りをもって、私たちは、北陸の産業と暮らしの発展に貢献し続けてまいります。